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about THE NORTH FACE

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Timeless Masterpieces

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THE NORTH FACE

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わたしが選ぶTHE NORTH FACEの銘品

スタイリスト、編集者、フォトグラファー。The North Faceとも親交があり、プロダクトの愛用者でもある3名に、自身が考えるThe North Faceのタイムレスな逸品と、エピソードを教えてもらった。

Q1. あなたが選ぶ、The North Faceの銘品を教えてください。
Q2. いつ頃から愛用されていますか?
Q3. そのプロダクトとの出会い、印象的なエピソードを教えてください。
Q4. The North Faceと聞いて思い浮かべるイメージを教えてください。

Masterpiece_1

スタイリスト 山田陵太/
90年代のゴアドライロフト バルトロダウンジャケット

A1.
90年代のゴアドライロフト バルトロダウンジャケット。

A2.
4〜5年前だと思います。

A3.
古着あるあるなんですが、どこで買ったか思い出せなくなってしまいました……。気がついたら冬のスタメンです。奥さんも着ています。

A4.
自分が小中学生だった頃にヌプシジャケットが爆発的にヒットしたのを覚えています。おそらくそのとき初めてThe North Faceを認識しました。その後は古着にハマり、70年代製の茶タグと呼ばれている時代のアイテムを中心に、ヴィンテージショップでお気に入りを見つけては購入していました。今も変わらず同じロゴを使用しているにもかかわらず、これだけモダンな印象に見せているところもすごいと思います。

山田陵太

1980年東京生まれ。文化服装学院を卒業後、ビームスショップスタッフを経てスタイリスト小沢宏氏に師事。2007年に独立後、メンズファッション誌、カタログ、ショーなどでスタイリングを手がける。古着への造詣が深く、好きな音楽や映画の知識に裏打ちされたスタイルに定評がある。

Masterpiece_2

クリエイティブディレクター haru./
イエローのヌプシジャケット

A1.
イエローのヌプシジャケット。

A2.
2018年の冬。

A3.
まだ学生だった2018年にDOWN JACKET STYLE BOOKの企画のひとつをハイアーと一緒に制作させていただき、そのときに一目惚れしたダウンです。当時愛用していたリュックもThe North Faceのものでした。このダウンを着て本当にいろんな場所を訪れました。イエローはあまり人と被らないだろうと思っていたのですが、当時まだ出会って日が浅かった友人と山形を旅行した時、集合したら同じダウンにお互いブルージーンズという出で立ちで、大いに盛り上がりました(笑)。今では彼女が心の友です。

A4.
まだ見ぬ世界を見たい、という気持ちを後押ししてくれる。

haru.

1995年生まれ。『HIGH(er)magazine』編集長、HEAPクリエイティブディレクター。2015年、東京藝術大学に入学し、同年、雑誌「HIGH(er) magazine」を創刊。自身の編集視点を活かした企業タイアップやプロデュースを手がけ、2019年にアーティストのマネジメントやコンテンツ制作を行う会社「HUG」を設立し、多方面で活躍。

Masterpiece_3

フォトグラファー 柏田テツヲ/
ベースキャンプローリングサンダー

A1.
ベースキャンプローリングサンダー。

A2.
2016〜2017年頃から。

A3.
頑丈で荷物がたくさん入るキャリーを探していたときに出会いました。このキャリーとは何年も一緒に、さまざまな国を旅してきました。僕が拠点をアメリカに移す際も、このキャリーとともに移ってきました。長年、思い出や挑戦を共有してきた相棒です。

A4.
僕自身、昔からアメリカンカルチャーがすごく好きで影響を受けてきました。最初にThe North Faceを知ったのがいつかは思い出せませんが、アメリカンカルチャーと交わる時期に出会ったと思います。The North Faceがサンフランシスコで創業された1960年代は、ヒッピー文化や自由な旅、自然への回帰といったムーブメントが広がっていて、僕はその時代のカルチャーがすごく好きでした。The North Faceもまた「自然を探求する自由な精神」を体現するブランドとして誕生したと感じています。その後は登山やアウトドア愛好家のための高機能ウェアやギアを提供しつつ、90年代以降はヒップホップやスケートなどのストリートカルチャーとも結びつき、アウトドアとファッションの垣根を越える存在になっていきました。そうした背景を知るほどに、単なるアウトドアブランドではなく、「自由」や「探求心」、「カルチャーとの共鳴」を感じさせてくれる特別な存在であり、自分自身の旅やアウトドア、ライフスタイルの価値観にも自然とフィットする、大好きなブランドのひとつです。

柏田テツヲ

旅をしながら自然や人に出会い、そこで感じた疑問や違和感に目を向け、自然と人間の関係性、共存と分断、そして環境問題をテーマに作品を制作している。主な受賞歴に「YPF PHOTO AWARDS」最優秀賞(2022)、「JAPAN PHOTO AWARD」(2021)、「第43回写真新世紀」佳作(2020)などがある。主な展示に「屋久島国際写真祭」(2022)、「OFF GRID Indipendent Photo Festival Wien」(2022)、「Rotterdam Photo」(2024)、「PhMuseum Days」(2023)などがある。