AZ
about THE NORTH FACE
A
Athletes’ Voice
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about
THE NORTH FACE
A
Athletes’ Voice
アスリートたちの言葉
クライマーからスノーボーダー、トレイルランナーまで。さまざまなフィールドで活躍するアスリートとともにプロダクトを開発するなど、アスリートとの協業を続けるThe North Face。The North Face Athleteとして活躍するふたりがコミットする、アクティビティにかけた思いとは?
過去を振り返るよりも、
今の自分の現在地を探る挑戦
プロアドベンチャーレーサー
田中陽希
トレッキングやカヤック、クライミングなどさまざまな手段を用いて、山や川、時にはジャングルから断崖まで、大自然のフィールドを舞台にチームでゴールを目指すアドベンチャーレース。国内外の数々のレースに出場してきたプロアドベンチャーレーサー・田中陽希氏は、小説家で登山家の・深田久弥氏の随筆『日本百名山』より、深田氏が厳選した100座の山からインスパイアされたプロジェクトに挑み続けている。
「『日本百名山ひと筆書き』は、陸路では徒歩、海路ではシーカヤックの、人力のみで繋ぎ合わせるプロジェクト。初挑戦の2014年は、鹿児島県・屋久島から北海道・利尻島までの100座を208日と11時間で、2015年には北海道最北端・宗谷岬から鹿児島県・佐多岬の100座を222日で達成。そして第3弾となる『日本3百名山ひと筆書き~Great Traverse3~』では、2018年から3年7ヶ月を要して301座を繋ぐことに成功しました。この挑戦は、The North Faceのみならず、多くの人に支えられたと思っています。特に、〈100DRY〉の前身である〈PARAMOUNT〉と〈Expedition Dry Dot〉の組み合わせに支えてもらいました。汗冷えを軽減してくれるだけでなく、吸湿速乾性に優れているので、過酷な環境に挑むアドベンチャーレースだけでなく、登山でも安心できるパフォーマンスを発揮してくれます。きっと次の挑戦でも活躍してくれるはず。四季を通したさまざまな環境下での私自身の実体験が、このプロダクトの機能性を保証しています。The North Faceは私にとって“憧れ”で、目線を高く、遠くへ導いてくれる存在。常に、過去を振り返るよりも、今の自分の現在地を探る挑戦を心がけています。最後の挑戦からすでに4年経ったので、今はその時のご恩と感謝を忘れずに、あの日の自分から脱皮を図ろうと、試行錯誤の日々です」
田中陽希
プロアドベンチャーレーサー。1983年埼玉県生まれ、北海道富良野市麓郷育ち。2014年、陸上と海上を人力のみで進む「日本百名山ひと筆書き」に挑戦し、達成。翌年には「日本2百名山ひと筆書き」を、2018年から2021年にかけて、自らの旅の集大成として「日本3百名山ひと筆書き」を達成。
自分の限界の、少し先を目指す
プロフリークライマー
野口啓代
クライミングを始めてわずか1年で全日本ユースを制覇。その後も数々の国内外の大会で輝かしい成績を残し、ワールドカップでは通算21の優勝を飾り、“日本クライミング界の女王”と呼ばれた野口啓代氏。32歳まで現役として駆け抜け、現在は自身の名を冠したユース全国大会「AKIYO's DREAM with RYUGASAKI」を主催するなど、クライミングの普及に尽力している。
「一番印象に残っているのは、やはり引退を懸けて戦った東京2020オリンピック。クライミングが五輪競技に加わり、私自身も初出場、そして地元開催。たくさんの期待がある中で、複合3種目のうち苦手な『スピード』で8人中4位に。一方、世界大会で何度も優勝したことのある得意種目の『ボルダリング』でも4位。『リード』を残した時点で総合6位でした。この競技をやってきた中で最も絶望的な瞬間が、引退を決めていた日にやってきてしまった。心が折れかけたけど、“ここで試合放棄したらずっと後悔する。積み上げてきたものをここに懸けて、すべて出し切ってから家に帰ろう”と。いろんな気持ちを胸に挑んだ最後の1本は、私の競技人生を表しているような感覚で、表彰台が決まった瞬間は言葉にならない想いでした。The North Faceには18歳の時から支えてもらっています。パフォーマンスの高さをすごく信頼していて、例えば先日遠征したスペインは昼夜の寒暖差が激しいエリアだったのですが、どの気候・気温にも対応するギアが揃っていて助かりました。夫と私のクライミングウェアももちろんすべてThe North Face。この15年ほどで、パフォーマンスウェアとしてだけではなく、おしゃれ着としても見かけることが多くなり、一緒に成長してきた気持ちです。引退後はクライミングとの向き合い方が変わり、この競技をどう盛り上げていくかを考えるようになりました。変わらないのは、クライミングと一緒に、自分自身も成長するということ。“Never Stop Exploring”に通ずるなと感じています。大会を主催するだけでなく、そこから選手を育成したり、大会をアジアや世界へ進出させたりと挑戦していきたい。常に自分の限界の少し先を、目指してきたいと思っています」
野口啓代
プロフリークライマー。小学5年生の時に家族旅行先のグアムでフリークライミングに出会い、翌年全日本ユースを制覇。2008年、日本人としてボルダリングワールドカップ初優勝を皮切りに、国内外で輝かしい成績を残す。2020年東京オリンピックで銅メダルを獲得。現在は大会を主催するなど、クライミングの普及に尽力する。