ATHLETE EVERYONE ADVENTURE RACERALPINE CLIMBERCLIMBERSPHOTOGRAPHERRUNNERSSKIERS & SNOWBOARDERS ALPINE CLIMBER 鈴木 雄大 Yudai Suzuki 1994年生まれ 冬季は北海道での高難度のアイス&ミックスクライミングと山岳滑降、春から秋は長野周辺でハードなフリークライミングに傾倒しつつ、毎年のように海外で冒険的なアルパインクライミングを繰り返す鈴木雄大は、リアルでオールラウンドなマウンテニア。凍てつくミックス壁での困難な登攀も、急峻なクーロワールでのスキー滑降も、鈴木にとって価値は等しく大いなる楽しみ。肉体的にも精神的にも共通点は多いという。東京で生まれ、幼い頃からサッカーに打ち込んだ鈴木は、早稲田大学に入学すると好奇心のまま山岳部に入部。2年次を終えた春には、ネパールヒマラヤのアイランドピーク(6,189m)に登頂し、国内登山に打ち込めば海外の高峰でも通用すると肌で感じた。23歳のときには山岳部の仲間とネパールヒマラヤ・ラジョダダ峰(6,426m)に初登頂し、大学から登山をはじめても未踏峰を攻略できるという大きな手応えを得た。卒業後は海外遠征を念頭に置いて、給与と休暇日数に恵まれた大手企業を選んで就職するも、数年で退社。困難な山にトライできる20代後半から30代という貴重な時間を、最大限有意義に使いたいと考えた結果だった。純粋な好奇心を発揮して、未知のものを解明していく行為に惹かれるという鈴木。自らの能力や経験値を上げるほど、より困難で未知への可能性が増す。それがクライミングや山岳滑降の醍醐味だという。現在、早稲田大学山岳部のコーチとして後輩たちに山の楽しさと自らの経験を伝えつつ、一生賭けても尽きることのない世界中の山や課題にチャレンジし続けたいと考えている。 Alpine Climbing 2017年 ネパールヒマラヤ「ラジョダダ(6,426m)」初登頂 2022年 アラスカ「ハンター北壁ムーンフラワー」 2023年 ペルー「アウサンガテ北壁(6,384m)」初登 2023年 パキスタン「ガンバルゾム5峰(6,400m)」北西稜初登 Mix & Ice Climbing 2020年 北海道・神居古潭「斬鉄剣」M11+ 2023年 北海道「ONE PIECE」WI5 Mountain Skiing 2020年 北海道・利尻岳「オチウシナイ沢」山頂から海まで 2022年 北海道・東大雪連峰「石狩岳東面」2本の初滑降 EXPLORE ATHLETE 天野 和明 Kazuaki Amano 佐藤 裕介 Yusuke Sato 馬目 弘仁 Hiroyoshi Manome 鈴木 雄大 Yudai Suzuki OTHER ALPINE CLIMBER
1994年生まれ
冬季は北海道での高難度のアイス&ミックスクライミングと山岳滑降、春から秋は長野周辺でハードなフリークライミングに傾倒しつつ、毎年のように海外で冒険的なアルパインクライミングを繰り返す鈴木雄大は、リアルでオールラウンドなマウンテニア。凍てつくミックス壁での困難な登攀も、急峻なクーロワールでのスキー滑降も、鈴木にとって価値は等しく大いなる楽しみ。肉体的にも精神的にも共通点は多いという。東京で生まれ、幼い頃からサッカーに打ち込んだ鈴木は、早稲田大学に入学すると好奇心のまま山岳部に入部。2年次を終えた春には、ネパールヒマラヤのアイランドピーク(6,189m)に登頂し、国内登山に打ち込めば海外の高峰でも通用すると肌で感じた。23歳のときには山岳部の仲間とネパールヒマラヤ・ラジョダダ峰(6,426m)に初登頂し、大学から登山をはじめても未踏峰を攻略できるという大きな手応えを得た。卒業後は海外遠征を念頭に置いて、給与と休暇日数に恵まれた大手企業を選んで就職するも、数年で退社。困難な山にトライできる20代後半から30代という貴重な時間を、最大限有意義に使いたいと考えた結果だった。純粋な好奇心を発揮して、未知のものを解明していく行為に惹かれるという鈴木。自らの能力や経験値を上げるほど、より困難で未知への可能性が増す。それがクライミングや山岳滑降の醍醐味だという。現在、早稲田大学山岳部のコーチとして後輩たちに山の楽しさと自らの経験を伝えつつ、一生賭けても尽きることのない世界中の山や課題にチャレンジし続けたいと考えている。