東海自然歩道ルートガイド#06 武並→細久手宿

東海自然歩道ルートガイド

歩く東海自然歩道ルートガイド

#06

中山道と交わるセクション
ならではのスポット

大湫宿
かつては「美濃16宿の最難所」。
旅人の足跡が残る立ち寄りスポット

風情ある格子戸の家並みが続き、足を止めたくなる大湫宿。国登録有形文化財である旧森川訓行家住宅は、江戸時代の趣きを残しつつ、ハイカーの憩いの場となる観光案内所として開かれている。併設の休憩所で、焼きたての五平餅やみたらし団子を味わいながら、歴史薫る町並みを眺めるのも、ここならではの楽しみ。

岐阜県瑞浪市大湫町445-2

江戸時代末期に建てられ、かつては旅籠や問屋を兼ねていたという歴史ある建物にて。
歩き疲れたハイカーを温かく迎え入れてくれる休憩所。
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#06
武並細久手宿
神明神社
大湫宿の象徴として
町を見守る神明の大杉

大湫宿を歩いていると、鳥居の向こうに現れる巨大な杉の姿に目を奪われる。かつて社殿の前にそびえ、御神木として町を見守ってきた「神明の大杉」。2020年の豪雨で倒れてしまったものの、町民の熱意によってその一部が文化財として保存されている。自然の痕跡と人々の想いを、今に伝える場所だ。

岐阜県瑞浪市大湫町398

幹回り約11m、樹齢約670年。白い蛇が導いた湧水の伝説が残る御神木。
宿場ができる前の大湫は、良い水のない沼地だった。町民が祈りを捧げると、大杉の根元から清らかな水が流れ出したという。
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武並細久手宿
八瀬沢一里塚
かつての歩き旅の道標。
ルート上に佇む一里塚

ルートを歩いていると、古墳のような姿をした小さな山の存在に気がつく。この盛り土は一里塚。江戸時代に主要な街道の一里(約4キロメートル)ごとに築かれた土盛りの目印で、道の左右に設置されている。起点はすべて江戸・日本橋。八瀬沢一里塚は、日本橋から数えて91里の距離を示している。

岐阜県瑞浪市大湫町

大湫宿を後にして、琵琶峠を越えた先に現れる八瀬沢一里塚。
ルート上ではいくつもの一里塚と出会う。
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武並細久手宿
尾州家定本陣・大黒屋
江戸から48番目の宿場にて、
旅籠の歴史を今に伝える宿

江戸から48番目にあたる宿場、細久手宿。ここで旅籠の歴史を伝えているのが、『尾州家定本陣・大黒屋』。築160年を超えてなお当時の姿をとどめ、東海自然歩道、中山道を歩くハイカーを今も変わらず迎えてくれる宿だ。

岐阜県瑞浪市日吉町7905-1

国登録有形文化財である『尾州家定本陣・大黒屋』。街道に面した風情ある佇まいが、かつての繁栄と格式を伝える。
細久手宿は400メートル余りの宿場町。江戸時代後期には、24軒もの旅籠が軒を連ねていたという。
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武並細久手宿
あまから本店 瑞浪店
山間部発祥の五平餅は
江戸時代から続くトレイルフード?

細久手宿からタクシーかコミュニティバスでの移動となるJR瑞浪駅近くの五平餅専門店。五平餅は中部地方の山間部発祥の郷土料理であり、江戸時代中期にはすでに食べられていたといわれる。米が貴重だった当時、山の仕事を生業とする人々が祭りの場などで食べていたものが、やがて街道歩きの食文化として定着していった。

岐阜県瑞浪市寺河戸町1212

中部地方の街道歩きでは、地域によってタレや形状が異なる、個性豊かな五平餅が味わえる。
1958年創業の老舗『あまから本店』。ごまとクルミが香る秘伝のタレで焼き上げた五平餅を求めて、多くの人が足を運ぶ。
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武並細久手宿
edit&text:Takuro Watanabe
photo:Moe Kurita
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