THE NORTH FACEATHLETE

ATHLETE

RUNNERS
鬼塚 智徳
Tomonori Onitsuka

1980年生まれ

高校3年時にインターハイ出場。高校卒業後は実業団ランナーとして活動し、2000年「全日本実業団ハーフマラソン」3位、2005年「別府大分毎日マラソン」で2時間12分48秒を記録するなど、確かな実績を残す。実業団を引退後の2012年、友人の勧めで出場したトレイルランニングレースで初優勝。この時、平坦なロードでは滅多にない転倒というアクシデントさえも新鮮に感じ、オフロードならではの景色や路面の変化を楽しむ自分に気づく。翌年、同レースで連覇を果たし、一度は区切りをつけようと思っていたアスリートとしての意欲が再び湧き上がる。本格的にトレイルランニングに取り組むことを決意した2014年の「STY」で3位入賞。長距離への自信を深めると、未知の距離だった100マイルへの憧れが芽生える。そうして挑んだ2015年の「UTMF」では、初の100マイルレースながら11位と健闘。翌年は同レースで3位入賞を果たし、2019年にはアメリカ・オレゴン州で開催された「Waldo 100K」では、トップと同着でゴールした。同じ長距離ランニングでも、ロード競技と異なり、トレイルランニングでは登り坂で歩く場面もあるほど、自分のペースを守ることが重要になる。なかでも、160kmに及ぶ100マイルレースは、時間も距離も長く過酷だが、そのぶん完走したときの達成感は格別であり、それこそがモチベーションの源だという。40代半ばを迎え、同世代のトレイルランナーたちが大会運営など裏方にまわる姿を横目に見ながらも、鬼塚はあくまで現役アスリートにこだわる。日々トレーニングを積み重ね、万全の準備で大会に臨み、順位にこだわって走りきる。そのプロセスそのものが好きだという。世界的な100マイルレース「Western States Endurance Run」への出場を目標に、経験を重ねた40代の強みを生かした走りを見せたいと考えている。

2014年
STY 3位
2015年
UTMF(100mile) 11位
2016年
UTMF(コース短縮) 3位
2017年
Tahoe Rim Trail(アメリカ/100mile) 8位
Korea 50K(韓国) 3位
2018年
信越五岳(100mile) 4位
2019年
UTMF(100mile) 7位(日本人2位)
Waldo100K(アメリカ) 2位(1位と同着)
IZU TRAIL Journey 68K 3位
2021年
OSJ KOUMI100(100mile) 優勝
2022年
Ultra Trail Mt.FUJI(100mile) 4位
2023年
Ultra Trail Mt.FUJI(100mile) 3位
霧島えびの高原エクストリームトレイル ロング65.5K 優勝
2024年
奥信濃100 3位